甘えん坊とネコ
実家のネコ「コマチ」と娘の日々。
コマチも娘も甘えん坊。
夏の間帰省したが、休む間も無く「魔の3歳児」との攻防で家族みんな心理戦と持久戦でヘトヘト、少しずつ「大人がアカンと言ってるときは、まぁ受け入れるか」と、成長していき横浜に帰る頃はだいぶ聞き分けがよくなった。
毎日の家族会議と連携プレーの繰り返しが伝わったようで本当に嬉しい。
ホントにもう付き合いきれんよ!ってくらい理不尽鬼っ子モードでしたが、来たるべき成長の過渡期だったんでしょう…そう思わないとやってられない。
そしてコマチ。
17歳のシニアながらも、ナデナデ大好き番長な猫。
イビキが、おじさんのそれな猫。
プールや水たまりが好きな猫。
ご飯を食べるのが下手で、足が遅いしのんびりしている猫。
地震でも寝てる猫。
3歳児からしょっちゅう絡まれていた。
「コマチ、1回くらい本気でやり返していいんだよ!」って話しかけたくらい、絡まれていた。
それなのに、大して逃げるでもなく3歳児がプラプラするのに付いて回ったりオモチャで遊んだりしていた。娘の足の裏あたりで自分から横になってみて案の定ポスポス蹴られてたり、何考えてんのかわからない行動もあった。
そんなコマチもさすがに「もう帰ってくんないかなー」と思ってるだろうなー、コマチおつかれさま!と思いながら私達が実家から帰った日…家中に大の粗相!ドカ食い!鳴きまくり!だったらしい。
これは、よく旅行などでお世話になるペットシッターさんいわく「みんな居なくなるとすごく淋しくて、拗ねちゃうんでしょうね」と言われたことがあった。おそらく今回も…拗ねちゃったのだろう。
コマチの寂しん坊パワーが凄い。
毎日3歳児にアンパンチされそうになったり、昼寝をジャマされたり散々つきまとわれたりしてたのに…その鬱陶しさの方が寂しさより良かったんだ…
産みの母も祖父母もうんざりするくらい魔の3歳児のいる数週間だったのに…
どんなメンタルしてんのよ…としみじみ。強いんだか弱いんだかわからないメンタルの、17歳コマチ。
そんな、甘えん坊のいろんな姿を見た夏だった。