〇〇とネコ

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思い出とネコ

みいこさんに贈る挿画

11月に取り掛かっていたオーダー絵のラフをここに。
みいこさんは人懐っこいわけじゃなく、心を通わせることができた家族だけを愛していたんだろうなと感じています。そういう優しい強さがある子だったんだろうと思っています。上手に笑ったりするタイプでは無いからこその不器用さが、一層沁みる。
みいこさんについて、本当の温度感は暮らしを共にした人にしかわからないことですが、猫を偲んでいる人の気持ちに寄り添っていると、魂のうつわとしての「猫」という関係性を超えた深いつながりに胸が熱くなりましたね。

猫だったから愛した、を超えて
愛したのがそんな猫だった、というつながり。

何処かへ行ってしまえたのに、ずっとどこにも行かなかったこと。

引き止めて囲うこともできたのに、どこにでも行っておいでと送り出せたこと。

猫だったからを超えて、繋がりあって結びつきあえていたからこそでしょう。

人間同士でも、一生でそうは無い出会いとと再スタートに立ち会えたような、稀有なお話を聞かせていただき絵を書かせていただけて、本当に良かったです。

以下はみいこさん。出来上がった日にスマホで撮ったものです。
ご家族の新しいお家のお部屋に飾られるそうです。

 

何があっても、ずっと一緒にいてくれそうでしょ。