月桂樹と猫
古代ギリシャの衣服っぽい帯模様と、アポロン由来の月桂樹の輪とで。
月桂樹は、煮込み料理に使う「ローリエ」としての方が日本では馴染みがあるかも。
先々月、ぶらぶら行った古書店で「カレーライス!!大盛り アンソロジー(杉田淳子編)/ちくま文庫」を手に入れ、読んだ。
収録著者それぞれのカレーの思い出や独自センス由来の作り方、時代を感じる出会いやエピソードが書かれた短い随筆ばかりで、堪えきれないほどにカレーが食べたくなる本。何度読み返しても良い本。ちょっとハンドバッグに忍ばせて、出掛け先でちょっと読むのも良い。
スマホの充電を気にする必要がない文庫の良さ。
収録されてる著者みんな超豪華でエッセイ自体が稀有な人も多く楽しい本でしたが
途中パラっと中か出てきて「ああ、中古だから前の持ち主の栞かな」と拾い見たら、カラカラに乾いた葉っぱでした。
前の持ち主はタヌキかキツネだったのかな?なんて笑いつつポイ、と捨てようとした刹那
まさか?と思いよく見たらローリエでした。
そんなうまい話ある?
煮込み料理でお馴染みのローリエを本に、しかもカレーにまつわる文庫本に挟むとか…前の持ち主…上級者すぎる‼︎
面白すぎたのですが、そのまま保管するのもどうかとなり、適当な紙に包んで捨てました。
しかしながら、捨ててしまってしばらくしてから「せめて写真でも撮れば良かった」と後悔。
いつもそう、写真撮り忘れる。
以前雨の日に橋の下に見た、金色で1メートルくらいありそうなくらいの大きさの鯉とか、
だだっ広い鶴見川の河川敷で三味線の練習する男性がいて「珍しいなー」と見てたら男性のとなりに猫座ってた時とか。
私がうまくカメラを向けるタイプだったなら。もっとSNSの鳥の行方にもっと夢中になったりと、エネルギーを外に向けていたでしょうが、もっぱら内側に内側に向かう気楽な日々なのでした。
▼おまけ:収録著者一覧。破茶滅茶に豪華な著者ばかり、読み応えもスルメ度も抜群
収録作品:カレーライス!!大盛り アンソロジー/杉田 淳子 ちくま文庫 - 紙の本:honto本の通販ストア
▼おまけのおまけ:〇〇とネコのお気に入りを飾ってみた。10月の展示会に向けて新作を作ったりリスト再編集したり。最近更新が多いのは、他の仕事が煮詰まっていることと、子供が夏休みであるからです。
子育ての合間に始めたブログなので、原画も仕上がりも更新もみんな小さーーーく、まとまっていたのだが、
小さいなりにまとめてみると、小さいなりにシブイ。