オカルトと猫
猫又と化け猫の違いは諸説あるようですが。
猫又は「なんだかんだ長生きしちゃって、気づいたらこうなってたんだよね」で
化け猫は「恨みと憎しみが捨て切れず、こうなり果てたので御座います…」って感じなのかなと私は勝手に思ってる。
猫又に対するイメージは、富安陽子著「キツネ山の夏休み」に培われたと思っている。夏休みの読書感想文のために読んで感想文書きました。著者の他の本にもよく猫又や妖怪が出てくるんですが、普通に生活してる雰囲気が素朴で楽しいです。水まんじゅうの描写や、お祭りのそわそわした感じとか、大好きで何度も読んだ。猫又の飄々とした感じや義理のたて方もサッパリしていてすごく頼もしい。
季節の持ってる時間の流れの感じ方や、あらゆるシーンになんとも言えない臨場感があってすっごく楽しいです。おすすめ。