〇〇とネコ

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夏とネコ

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夏休みが始まってしまった。

子供と暮らす大人のリアルな心境。コロナ下だし猛暑だし、東京オリンピックだし…から2年目、育児5年目。クラクラする〜。

夏休みだ!!とギラギラする娘に圧倒されつつ毎日工作や鍵盤ハーモニカの練習やゲームや水遊びをしたり、ラメスライムで謎の生物作ったり、網戸にいた虫を観察したりお手伝い記録したり、叱ったり。

1歳半から5歳までイヤイヤ期と反抗期と怖いもの知らずがごちゃ混ぜの個性だった娘さんも、自分ですすんで夏休み帳の天気記録シールを貼ったり曜日の確認をしたりしている。

 


しかし夏休みって言葉を聞くと「ああ夏だなぁ」と、なんとも言えない感傷をくすぐる。夏ってなんかこう、他の季節より強烈な存在感がある。

 


青い空と白い雲と太陽とやたら鮮やかな花と深く湿る緑。じっとりと滲む汗、どっかの家の風鈴の音、やたら通る虫の声…冷蔵庫を圧迫するスイカ、でっかいツバの帽子、ビーサンと白いTシャツ…あっちこっちに夏が憑依してる。

夏の存在感、夏に臨む価値観が、小説やアニメ、漫画、音楽の歌詞の中でも登場するので、家の中にいても油断できない。夏がとにかくちらつく。

この夏の存在感のなか、課題やルーティンたっぷりな日常とのギャップ。毎年のことだけど夏の存在感にほとほと圧倒される。

 


夏に、猫が涼しい場所で足を伸ばして寝ているするのを見つけるとうれしい。

足を気怠げに伸ばし、何も聞こえないかのようにスローで、何も見てないかのように目を閉じて、ふと見るとこっちを見てる猫。無い物ねだりするでもなく、足を運べる範囲で涼を見つけて、しっかりくつろぐ猫。
妙な仲間意識が生まれて「君も逃げてきたのか」って思いながら、しみじみ見てしまう。