〇〇とネコ

日々の合間に、猫を入り口にしてあれこれを綴っています。普段のお仕事やご依頼はhttps://yotuasiya.jimdo.com/へどうぞ

ウサギとハムスターと猫

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肉食だとか雑食だとか草食だとかが、割とどうでもよくなってるペットたちの距離感がなんだかいいな、とも思う。 人の生活圏だとそういうことがどうでもよくなるんだろう。
種族は違うんだけどスタンスが似てくるというか。
今同じようなことを考えているのかな、って思える仕草があるとなんかうふふ、と嬉しくなる。

 


現在、ウサギを飼っている。今年10才になってしまった。近況を友人や知人に話すと「え?あのウサギ?まだ生きてるの?!ずいぶん長生きじゃない?!」というようなことを言われる。確かにウサギって5〜8年くらいの寿命ってイメージだったから飼い主である方からしてもよう生きてんなぁと思う。
年齢的にはおじいちゃんだけど、見た目が変わらないし食欲旺盛。何よりいまだにギラついていて現役感がすごい。
女性からの撫でなでが大好きで鼻息がすごいが、男性に関しては「はぁー?何様ですかー??」という態度なのが笑ってしまう。
女性は大好きだけど、噛まない?と恐る恐る近づいたりする相手(主に私の母)には「おうおう!」とばかりに足音をザザッと出して近づいてみたりして驚かしてドヤ顔したりする。本当にドヤ顔して「ぼく強いんだぞ」感を出してくる。まだまだ長生きしそう。

多肉植物とネコ

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100年に一度しか咲かない“アガベ”開花 滋賀 守山 | NHKニュース 

ニョニョーン!と伸びた茎と独特の花に「多肉植物らしさ」を感じて描いてみた。
多肉植物の花って独特ですね。
条件が整った年に開花したり、なんか毛深かったり、花??って感じの見た目だったり。花の受粉に頼らなくても株分けで増える事ができる分、花のクオリティがチューリップとかパンジーのそれとは明らかにスタンスが違っている。


寿司屋の店主が急に「今日プリンありますよ」って勧めてきて、翌々週には「ああ、もうやってません」ってあっさり言うようなスタンスに似てる。

周りは「え?あ、そうなの‥‥へぇー」と漠然とした感じになってしまう。

我が家もいっぱい多肉植物があり、センペルビウムが花を咲かせた。

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花が咲くと株は枯れて死ぬらしいけど、この株は15株くらい子株と孫株に恵まれたので、もはや大往生感がある。我が家に来たのは3年前、わずか3年で駆け抜けた感がすごい。
夏の間いじらずこのままにして、枯れっぷりを見てやろうと思う。

オカルトと猫

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猫又と化け猫の違いは諸説あるようですが。

猫又は「なんだかんだ長生きしちゃって、気づいたらこうなってたんだよね」で
化け猫は「恨みと憎しみが捨て切れず、こうなり果てたので御座います…」って感じなのかなと私は勝手に思ってる。


猫又に対するイメージは、富安陽子著「キツネ山の夏休み」に培われたと思っている。夏休みの読書感想文のために読んで感想文書きました。著者の他の本にもよく猫又や妖怪が出てくるんですが、普通に生活してる雰囲気が素朴で楽しいです。水まんじゅうの描写や、お祭りのそわそわした感じとか、大好きで何度も読んだ。猫又の飄々とした感じや義理のたて方もサッパリしていてすごく頼もしい。

 

季節の持ってる時間の流れの感じ方や、あらゆるシーンになんとも言えない臨場感があってすっごく楽しいです。おすすめ。

鮪とネコ

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いつどんな時も美味いのが寿司ですよ。

もうどーにでもなれやって気分の中「元気になったら寿司食べよう」と、寿司に対する情熱だけは消えなかったので、やっぱり寿司に勝るものはないなって思いながらこの絵を描きましたよ。寿司ネタで好きなのは、しめ鰯とまぐろと白子とイクラと稲荷寿司…

 

回転寿司ならではのものも捨てがたい。カリフォルニアロールとかサーモンアボカドとか軍艦とかさ!

柿の葉寿司もいい。憧れの地方寿司といえば高知県の田舎寿司。なかなか行くことのない高知県、憧れの田舎寿司。

富山の鱒寿司も素晴らしい。でも鱒寿司、夏場は酢が利きまくりなのは気のせいでしょうか。

あとは寿司激アツ地帯といえば北海道か。寿司。子供がもう少し大きくなったらゴールデンカムイ聖地巡礼とともに寿司食べたい。

 

さて、1週間以上、娘からもらった風邪でヘロヘロでした。夏風邪は厄介です。

一方、娘はもともと身体丈夫なので2日で治り、横になる私にドカドカ登ってきたり、トイレに紙を詰めまくって廊下まで水を溢れさせたり邪鬼そのもの…治るのに時間かかったのは邪鬼のせいです。

喉が膿むくらい腫れたので食事もあまりおいしくなかったですが「全快したら…寿司だ…!」と思いながら頑張りましたよ。

 

今年は全国的に夏風邪流行してるみたいなのでで皆さんもお気をつけて。

 

 

 

読書と猫

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本を読んでいると猫がきて本が読めなくなる、猫のあまえんぼな習性…イイ…

 

猫と文豪のエピソードを知るのが好き。ヘミングウェイの「幸運の猫」エピソードとか。

寺山修司の世界の猫もいい。飄々としていてどこか哀しくて気高い。寺山修司名言集の中にギッシリまとまっていてたまに読み返すと楽しい。

 

義足と猫

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先月のニュースで
世界初の4つの新しい足を装着した猫
 

肉球を全て失った猫ちゃん 義肉球を手に入れ安楽死を逃れる

もちろん足を失った経緯には複雑な気持ちになったけど、義足の頼もしさに感動した。
こういう時は積極的に良い面に目を向けていきたい。

本当にこの義足すごい。

制作、特に立体を作ったことある人はみんな感じると思うけど、「足が重要」

重さを支え、バランスを保つって本当に絶妙なことなんだよね。さらにそれで歩いて移動したりするから、ものすごい数の負荷を乗り越えられて扱いが楽で軽くて・・・って大変なことなんだよね。
それでこうして自立できてる猫をみて本当に驚いた。3Dモデリングってすげぇや!!

粘土とかを一から整形するよりよほど確かだし微調整しやすいもんね。

改めて感動。

もう少し制作の時間ができたら3Dプリンターのシェアスペースで実践してみたいなぁと思う。

初めて作るとしたらなんだろう、やっぱり猫かな。


追記

元気な姿をツィッターで偶然見かけてうれしくなりました。

https://twitter.com/phootahh/status/1226101348036272129?s=21

レプリカと猫

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景気がいい時ほど愛憎たっぷりのドラマが流行ったり
景気が悪い時ほど痛快な勧善懲悪が流行ったりするものですが

元気で忙しい時ほど悲しい絵を描いてみたくなります。

レプリカだから悲しいわけじゃない。
本当は誰かと星の話でもしたいのに目先のものを転がして日が暮れて、いつも同じ場所にいる。
本物とか正しさとか出来不出来とかをいえばいうほど悲しい。

こういうことがいっぱい経てから「いっぱいあったってやりようがないじゃないか」って思い至るたび、毎度一個分くらいのささやかなことを見つけてやり過ごしていくのだろうと思います。悲しい。