景気がいい時ほど愛憎たっぷりのドラマが流行ったり
景気が悪い時ほど痛快な勧善懲悪が流行ったりするものですが
元気で忙しい時ほど悲しい絵を描いてみたくなります。
レプリカだから悲しいわけじゃない。
本当は誰かと星の話でもしたいのに目先のものを転がして日が暮れて、いつも同じ場所にいる。
本物とか正しさとか出来不出来とかをいえばいうほど悲しい。
こういうことがいっぱい経てから「いっぱいあったってやりようがないじゃないか」って思い至るたび、毎度一個分くらいのささやかなことを見つけてやり過ごしていくのだろうと思います。悲しい。