迷路ばっかりの企画展「めいろいろいろ」のあとがき的まとめ
2019年、平成から令和にまたがって開催されました私、ヤダユミコの作品を中心にした企画展「めいろいろいろ」が無事終了しました。
ウン万枚にも及ぶチラシになり、巨大になったりポスターになったりとこの猫は本当に幸せ者です。総来場者数は11,711人!!
これには「人数!ちょっとした町じゃん!!」と叫んでしまいました。
【今日からGW特別企画!あるいて!きょだいめいろ】
— こども未来館 ここにこ(ココニコ) (@coconico) 2019年4月27日
企画展示室で開催中の企画展「めいろいろいろ」に合わせたGW特別企画がスタートしました!
2種類の巨大迷路に挑戦し、めいっぱい楽しんで貰っています!!
「あるいて!きょだいめいろ」
①きょだいねこめいろ ②ダンボールめいろ はGW10連休中! pic.twitter.com/ChLFBkOmKa
でっかい巨大迷路になったり!
【めいろいろいろ きょだいめいろ準備中!③】
— こども未来館 ここにこ(ココニコ) (@coconico) 2019年4月26日
明日から始まる二つの「きょだいめいろ」の内のひとつ「きょだいねこめいろ」を、来てくれたお友達に試しに挑戦してもらいました!
ねこの迷路はこんな感じで歩いて楽しめます! pic.twitter.com/rekIh7uoWA
楽しそうに過ごしてもらえて嬉しいです。この猫は準備の様子がまた「デカー!!」ってなって楽しかったです。
ここにこ広場に大きなねこのめいろが出現!?
— こども未来館 ここにこ(ココニコ) (@coconico) 2019年4月23日
企画展「めいろいろいろ」のGW特別企画、「あるいて!きょだいめいろ」の準備中!
裸足で線の上を歩いて、ゴールを目指す迷路になる予定です!
また、きょだいめいろはこの他にも、「きょだいダンボールめいろ」も開催します。
GWは迷路を色々楽しもう! pic.twitter.com/nSwc6lRe6G
でっかい!
企画展「めいろいろいろ」が本日スタートしました!作家のYADA YUMIKOさんが作った「めいろ」がテーマのいろいろな作品を、子どもたちが指でなぞってゴールを目指してがんばっていました!
— こども未来館 ここにこ(ココニコ) (@coconico) 2019年4月13日
明日はここにこ広場で「ビー玉めいろづくり」開催します!
「めいろいろいろ」はGW10連休まで。 pic.twitter.com/ScpmatSTla
今回の展示会は、設営から会場作りやワークショップの企画まで全て、愛知県豊橋市こども未来館ココニコ様に全面的にお任せして実現しました。
関係者の皆様、PRにご協力いただいた皆様、「お!いいじゃん」と思ってくれた皆様、本当にありがとうございました!
また、ここ数週間でいただいたご質問ほか、よくいただくご質問にもお答えします。
Q.1 迷路の作品はどんな風に作ってるの?作業環境や所要時間は?
主に、アナログ方式でペン入れまで行い、スキャンデータ化してパソコン上でサイズを変えたりトリミングしたりしています。PhotoshopまたはIllustratorで作業しています。
制作工程は
構想➡︎下書き➡︎ルートチェック➡︎ペン入れ➡︎ルートチェック➡︎カラーと構成➡︎ルートチェック➡︎完成といった感じです。
所要時間は、制作まで1〜5時間くらいと幅広いです。
お仕事で作った場合は、テーマを組み込んだりクイズ用の欄を設けたりしているので本制作から1週間くらい、ルートチェックは三段階チェックしています。
2014〜2016年ぐらいまではフリーペーパーにしたりポストカードにしたり紙モノにすることばかりだったので原画は扱いやすさ優先のA4サイズの紙に書き上げていくことが多いです。
ほか、アクリル彩色で原画にしたり、マトリョーシカに迷路描いたり、思いつくまま作ることも多いです。
Q.2 なんで迷路描き始めたの?もともと迷路が好きなの?
私は迷路の面白さって「ずっと在った」ってことだと思っています。
あらゆる文献に頻出していますが、エジプトに文明が興った頃よりも遥か昔から迷路ってあったみたいなんですよね。神話の中ではミノタウロスの迷宮という伝説があるくらいに。
大昔、絵や文字に起こすこと自体が稀少少で伝聞頼りだっただろう時代にも、伝聞でわかるレベルに、迷路ってみんながわかるモノだったんだろうと思います。
「ずっと変わらないまま、一定のテンションの概念のまま今も遺っているモノなんだな、まるでシーラカンスみたいだなー」って思ったのが、5年前ですね。
迷路って本当にどんな国ににもあるし。文字ですら世界を統一できなかったのに迷路は「ああ迷路なのね」ってわかる。
年齢や性別や国が変わっても、誰でもすぐわかるモノってすごいことだ、あらためて作ってみようって思ったのがキッカケです。
好きってより、漠然とした興味関心です。現代人が古典に興味を持つような感じです。
Q.3 脳トレ用の迷路は作らないの?
その分野の方とマッチングする案件の機会であれば、その方の理論に沿って迷路を作ります。私は脳トレのような理論を修めていないので、脳トレ的な迷路を考案や監修で作ることはないと思います。
ちなみに、私は賢くなりたいなって思ったら賢い人の本を買ったりして勉強、頭を柔らかくしたいなって思ったらゆっくり寝ています。
Q.4 専門は子供向けなの?
ターゲット層は子供なの?
特に専門ではありません。Q.3と同様になりますが、案件と企画により試行錯誤して迷路を作っています。難易度の調整をしたり、線の太さを変えたりして世代に合わせた見やすさを意識してお応えすることもあります。
ゲーム性を持ったものも同様に、企画発案者様の意向に沿って市場調査して作っています。迷路好き、という出発ではない身なので、迷路が好きな方向けの迷路を作っていないので、ゲーム性は興味関心が結びついたら考案することもあると思います。
もっと言えば「迷路は子供のもの」と思って作ったことがないので、ご依頼の際は企画者の方に逆にご質問し、企画の目指す市場やターゲット層を確認させていただいています。
動物が多いのは、単純に好きが高じてよく描いています。何を描いてもかわいい!寄りに着地するのはここがKAWAIIの国である日本で、私が日本の女性だからかもなーと思っています。
Q.5 これからどんな迷路を作っていこうと思ってるの?
今までは○○の迷路って感じ、「迷路を作る」って感じだったんですが、これからは迷路を使って「あるようにしか、在れないんだな」を作っていこうと思っています。「生き物」「食べる」「イカスミとミルク」のテーマを考えています。
・・・以上よくいただくご質問に対する回答でした。
迷路ばっかりの企画展、大盛況で終わり、ただただ本当にホッとしています。
またの機会にはもっとすごい作品が並ぶように精進いたします!
これからもどうぞよろしくね!!