ファンシーと猫
娘が生まれてから、コットンピンクとかハートとか、とにかくファンシーなものが部屋にどんどん増えている。
お弁当箱や水筒、レッスンバッグもピンク。フリル、ラメ、星、リボン。
私の「かわいい」とは違うベクトルのかわいいを仕留めるようになり、もう5年。
私も近頃は虹色のユニコーンやカラフルなケーキのイラストを「ナイスファンシー!!」と思うようになった。
ファンシーを着こなすのも一種の硬派でないと!とすら思うまでになった。
ファンシーは一歩足を踏み込むと一種独特の狂気が漂ってて、そこが私には刺さる。ファンシーなものほど硬派にコーディネイトしないと着こなせない。
娘も、好きな人ができたり、お手紙を書くようになって「ハート」の使い方が身について「これハートだよ!好きなものってこと!!!」と説明するようになった。
ハートに切ったハムを見て「バレンタインみたい!」といったり。
継承されていくハート。拡大するファンシー魂。