サボテンと猫
20代からの趣味、多肉植物。にくにくしていて良い。
ツヤツヤだったりゴチゴチだったりトゲトゲだったり、肌質が色々なのも良い。
金鯱、万年草、サイウンカク、エケベリア、ルリデン、雫石、ハオルチア、グリーンネックレス…漢字とカタカナのバランスがイイものに惹かれてしまう。それぞれにフォント当てはめたくなる。
色々魅力はあるんだけど「なんだかイイよね」としか言いようがない絶妙な、良さ。
どこを切りとっても変わらないもの、金太郎飴みたいにどこを取っても「ああ同じ、相変わらずだな」と思うものはあるが、多肉植物って私にはそんな感じ。
外見も生まれもいろいろだけど漂う沈黙がどれも同じ、そこがいい。嫌じゃない沈黙。気楽な沈黙。
疲れた時はじーっと見ちゃうのはそういう時沈黙や雰囲気が無性によいからかも。
のっぽのサイウンカクや、増えすぎて村みたいになってるハオルチアを、じーっ。
変化が多すぎて疲れた時には、多肉植物の心地よい沈黙がよい。ただ在るだけってのがなんともいい時がある。
じわじわと積もる疲れには多肉植物の針と肉が効く。