〇〇とネコ

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遊びと猫

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あどけなさや、豊かさを感じる猫が遊ぶ様子は、少しゾッとする雰囲気です。

生きるためでなく、ただなんと無く直感的に、いたぶっている。
何かに困るわけでも渇望するわけでもなく、飽きるまで。

この感じ、江國香織著書の「すいかの匂い」で出会った感覚です。
毎日に倦んでいて、恐ろしく緩慢な時間の中を潜り息を止めながら漂うような感じ。
あの本は好き、というか病み付きで、よく読んでいました。

少し憧れもありますが、たまに触れるくらいでいい。
そう思いつつよく持ち歩いたりしていました。旅先で読むのにちょうどいい趣と重たさだな、と思っていました。

こういう人生が一瞬あったっていいが、たまに触れるくらいでいい。
飼い猫がトカゲを持ってきた時の目や態度に、そんな風に思ったこともあります。