庭園と猫
日本庭園の、特に枯山水にめちゃくちゃに惹かれる。近場なら北鎌倉の建仁寺は何度も行った。
以前京都の東福寺にも夫と行った。芯をくったような錯覚もなく、なんだかわからんけど…なんだかこれは…良いものだ…!という思いで足を運ぶ。
いいものって語ってみたくなるし、共有したくなるものだけど、日本庭園はそういう熱量とは違う。なんとも言えないことがもどかしいし、もどかしさが楽しい。
「なんかこう・・・こう、在るんだよ!」と一人で落ち着くんだよね。
粒の揃った砂。流れに身を置くように置かれた岩。
でもだからなんなのかが、うまく自分の言葉にできない。
これ誰かの言葉だったかな?とか
著名な人もおっしゃっていたし、と乗っかってみたりとか
物事をあれこれ評価しようとすると言葉が体験より前にきすぎてないか考えるが、
日本庭園はどんな人が何を言っても言葉としては沁みてこないのがすごい。体験を超えないよな、と思うし、体験を言葉にできない。
そこがイイのかな?あー不思議だ、不思議だ、と思いながらまた足を運ぶんだろうね。