「人生に平凡はない」とも思うし、「しみじみ毎日が平凡だ」とも思う。
小さな事件でできた毎日。
4歳の娘をみていると、彼女には毎日が事件らしい。
壁にくっついた5ミリくらいの小さな蜘蛛を見つけて怖がりながら蜘蛛を尾けてみたり、
天井に映る日光の反射を「オバケだ!やったあああ!」と騒いでハデに転んで泣いて不機嫌になったり、
液体のりを湯水のように使ってビショビショのダンボール工作をして「…濡れてる?!」と叫んだり。
外出自粛の毎日に巻き起こる小さな事件の検証と解決の連続、机の上でコーヒーをひっくり返して猫に見せてみたりもしたくなる。
そんな平凡。