〇〇とネコ

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ハートと猫

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絵を描くことやデザインする視点があると、記号的なモチーフとは常に関わり、常に新しい発見がある。○とか△とか。
合否の○と、禅の世界の円は共通点はあっても根幹の意味が全然違う。△は決算書ではマイナスを意味しているけど、山形のモノを表現するのに使ったりもする。

記号的なモチーフの中でもハートはちょっと特別な存在かもしれない。ハートは世界観が強く出やすい、かつ柔軟に。
ゲームの中では命の残機数だったり、SNSでは賛同の表現や愛情表現だったり、意味もなく並べ立てて装飾して愛の価値観を演出したり。不変的にポジティブな記号なんだなぁ、と思う。

以前フリーじゃなかった頃バレンテインデーの企画で、ハートの型について話はなかなかまとまらなかったことがある。
もっと丸みがあった方が良い、もっと細みの方が、いやこれでは甘い印象が強すぎる、などなど。
シンプルかつ、個人でめっちゃくちゃ好みが出やすい記号なんだなぁと改めて思った。ハートの形に王道はなく、シーンにより本当に意味合いや印象が変わるモノで、かつ絶対的なカタチ。ハートのカタチって、すごく奥が深いぞ!

 


今本当に先の見えないトンデモなことが起こっているけど、
「突き返されてもいい、押し付けになりたくない、でも誰かが救われてほしい」そう思って切実にハートを飛ばしている人が、いっぱいいっぱいいることがわかる、ありがたい気持ちになる。
ハートはいくつあったっていいモノだ、どんなカタチでも不変的にポジティブな記号、ハートってやっぱりすごいカタチだ。