あそびと猫
あそびの天才、という言葉、子供の頃は意味がよくわからなかった。
ずっと一人でも遊んでいれたから。あてもなく、目についたことを好きなだけ。
今は我が子が「ねえ遊ぼーよ」といってくると、えーまたー?となる。
大人になってから、あそびにも、センスや運がいるなとしみじみ思い始めた。
「時間がない」とか「コストのやりくりが下手」ってよりあそびの最中に他のことが浮かんで、熱中未満のテンションでまぁまぁいい感じに納めて冷めてしまうんだ。
このあそびってどうなのかな、他にやってる人いるのかな、もっと上手い人いるんだろうなーとか。
「あそび」っていうより「片手間にできる作業」になってきて冷める。
冷めないうちに、思い切り熱くなって疲れて「また明日やろうかな」とぼんやり思うようなあそびが最高。
ゲームや本、娯楽はいっぱいあるのに、最近いちばん遊んだのが子供とやる「机ホッケー」
たまたまあったペットボトルの蓋、とかでひたすらラリーやるやつ。ただペットボトルの蓋を弾いてシュンシュン移動させるだけなんだけど、これが・・・困ったことにすっごく楽しい。ペットボトルの蓋がボルヴィックとかだとまた軽くて浮いて回転がかかったりしてまたこれが・・・とやりこみ要素もあってこれがね。
猫もわざわざ買ったおもちゃより、テキトーに作った「ヒモの先にハギレ布の結びつけてあるナニカ」とか「棒の先になんかモシャモシャのついたナニカ」の方がのめり込んだりする。気づいたら数年それが活躍したりするよね。
猫のためのナニカ展とか面白そうだなーと思うこのごろ。
おかげさまで、結構あそんでる。