私なりに見つけた「不思議」にときめく。
「猫」や「迷路」と並んで私の人生に深く関わっているのが「矢」です。
2Dでは止まっているのに、ただ在るだけで人を動かしている。
パソコンで欲しいものをクリックするときに使うカーソルという矢印
ゲームの中のキャラクターが戦うためのアイテムである矢
家の外に出れば車や人を誘導する看板に矢
ペンを握ることができるなら、誰でも手書きできるほど単純な矢。
矢が実際に飛ぶところを見たことがあったかなかったかわからないくらい現代の先進国であろうと
今も矢を使って食べ物を得ている国の人だろうと
矢は進む先を現していること、武器であること、遠くへ誘ってくれること、アイコンになっていることをみんなが知っています。
それが国、という概念がなかったかもしれない頃から、
もはや考古学の世界の頃から在ったことも。
「言葉がいらないくらい、直感的に解ってしまうほどのモノであり、遥か昔から人の生活に息づいていて、この先も流行や発展に関わらずずっと変わらず、替えのきかない存在」にすごく惹かれるんだなと近年わかるようになりました。
教科書に載るほども無いほどにヒトの認識の中に何世紀も浸透しきった「何か」を見つけて描くのが大好きなんだなと感じます。
ものが溢れかえっているのに膨大な取捨選択を繰り返して一人分の命を生きなければならないからこそ「壮大なモノはすぐそばにあるぞ」という事実を掘り起こすことで脳が落ち着けるのかも。
おまけ:
趣味のステッカー集めが高じて、作ってみましたステッカー。2024年もどうぞよろしくお願いします!